第169回 江戸東京フォーラム(街歩き&フォーラム)「下北沢の魅力――日本型都市再生のあり方を探る」

下記のように下北沢問題についてのフォーラムが、今週日曜日に開催されます。ぜひ、ご参加ください。


第169回 江戸東京フォーラム(街歩き&フォーラム)

下北沢の魅力――日本型都市再生のあり方を探る――

 下北沢(愛称「シモキタ」)は今日、東京の中でも文化的に最も魅力のある街として多くの若者を集めています。演劇、音楽、映画、大小様々な文化的活動が絶えず自発的に催されるだけでなく、迷路のような街並みが無数の個性豊かな店々を育んで私たちを引き寄せてきました。これは、大資本が開発するのではなく、そこに集う無数の人々の営みが結びつくことで抜群に魅力的な街が出来ていった稀有な成功例といえるでしょう。

 その下北沢が、今、危機に瀕しています。下北沢では、迷路のように道が入り組んでいることが車の流入を妨げ、「歩いて楽しめる街」としての成功の基盤をなしてきました。ところが、その街の賑わいのほぼ中央が、幅26メートルもの道路で分断されようとしているのです。

 こんな道路が建設されてしまえば、現在のこの街の魅力は決定的に変質してしまうでしょう。今、下北沢では、この街を台無しにしてしまうかもしれない計画に、様々な反対の声が上がり始めています。

 いったいなぜ、こうした計画が実施されようとしているのか。下北沢の街の魅力は、どのようにして可能になってきたのか。

 そしてもし、このような「道路ありきの都市開発」ではなく、現在の街の魅力をより豊かにしていくような街づくりがあるとしたら、それはどのようなものなのか。

 今回の江戸東京フォーラムでは、下北沢の魅力を満喫していただく街歩きを楽しみつつ、これらの点について議論していきたいと思います。

   
江戸東京フォーラム委員 吉見俊哉


開催日 2005年11月20日(日)
   
  街歩き:15:30-17:30
集 合 北沢タウンホール1階 北沢出張所前
  (世田谷区北沢2-8-18)
  http://www.ski.or.jp/miyuki/concert/map_kita.html
案 内 明治大学小林正美研究室大学院生+Save the 下北沢 有志
   
  フォーラム:18:30-21:00頃
パネリスト 小林正美氏(明治大学理工学部建築学科)
  大木雄高氏(ジャズ・バー Lady Jane)
  吉見俊哉委員(東京大学大学院情報学環
司 会 陣内秀信委員(法政大学工学部建築学科)
会 場 北沢タウンホール3階 第3集会室(世田谷区北沢2-8-18)
  http://www.ski.or.jp/miyuki/concert/map_kita.html
参加費 無料
定 員 60名(残り若干)
  (先着順にて受け付け、受け付けました方には参加票を発行します)
申込み お名前、ふりがな、所属団体・勤務先、TEL、FAX、E-mailを明記して、
FAX.あるいは、E-mailで下記の委員会事務局へお申込みください
主 催 (財)住宅総合研究財団江戸東京フォーラム委員会
委員会 〒156-0055 東京都世田谷区船橋4-29-8 担当:鈴木
事務局 TEL.03−3484−5381 FAX.03-3484-5794
E-mail suzuki@jusoken.or.jp   URL:http://www.jusoken.or.jp/