講演 チェ・ヨル(崔冽)氏「87年6月抗争以降韓国市民運動の歴史と課題」

会場の変更により、事前申し込み不要になりました。

東京大学大学院情報学環「戦後東アジアとアメリカニズム」プロジェクト
韓国環境運動・市民運動のリーダー チェ・ヨル(崔冽)氏 講演会
87年6月抗争以降韓国市民運動の歴史と課題

東京大学大学院情報学環「戦後東アジアとアメリカニズム」プロジェクトでは、このほど来日中の韓国の環境運動・市民運動のリーダー チェ・ヨル(崔冽)氏をお招きし、「87年6月抗争以降韓国市民運動の歴史と課題」をテーマにお話いただく研究会を開催いたします。


ご承知の方も多いと存じますが、チェ・ヨル氏は、軍事独裁政権下の80年代初頭から公害問題に取り組まれ、1993年には環境運動連合(KFEM 反公害運動を進めてきた51の団体の地域連合組織として生まれ、現在は会員が8万人を超える韓国最大規模の環境保護団体)1999年には、東川ダム建設反対キャンペーンを成功させ、その後も核廃棄物処理施設反対運動、干潟保護運動などを展開)を創立し、事務総長として長らく韓国の環境運動をリードされてきた方です。2000年には、2000総選市民連帯(2000年の韓国総選挙に際し、460の市民団体が参加して結成された連合組織。金品・賄賂授受等の不正腐敗、選挙法違反、軍事クーデター等の憲政秩序破壊と反人権事件の関与、無責任な暴露と地域感情を煽動する発言などを基準にして現・前国会議員を対象にした「公薦反対者リスト」を作成、有権者に「落薦・落選運動」を呼びかけて韓国政治に大きな流れを作り出した)を結成、常任共同代表として運動を発展させました。


チェ氏の活躍に対しては、1994年にUNEPのグローバル500賞が、95年にGoldman Environmental Foundationのゴルドマン賞が贈られ、1999年には、WWI(World Watch Institute)による世界の市民運動家15人にも選ばれています。現在でも、数多くの環境保護団体、市民運動、国際的環境機関などに関与され、韓国の市民運動にとって大きな存在です。


今回は、チェ氏が、私たち東京大学大学院情報学環と深い関係にあるソウル大学言論情報学科の姜明求教授とともに来日されたのを機会に、私どもの研究会でお話をいただくことになりました。ご関心のあるかたは、ぜひご参加ください。なお、会場のスペースに制約がありますため、先着50人までとさせていただきます。学際情報学府の大学院生のみなさんは、事前申し込みは不要ですが、それ以外のみなさまは、3日前までに下記まで参加希望(氏名、所属、連絡先)をご連絡いただきたく存じます。
→会場が、情報学環・学際情報学府 暫定アネックス 2F講義室に変更になりました。会場が広くなりましたので、事前申し込みは不要です。どうぞ、ご自由にお越しください。


吉見俊哉
東京大学大学院情報学環「戦後東アジアとアメリカニズム」プロジェクト

日 時 2005年12月15日(木) 18:00-20:30
場 所 東京大学大学院情報学環・学際情報学府 暫定アネックス 2F講義室
*本館 6Fユビキタス実験室から変更になりました。ご注意ください。
講 演 チェ・ヨル(崔冽)氏
講演タイトル 87年6月抗争以降韓国市民運動の歴史と課題
お問い合わせ 東京大学大学院情報学環・学際情報学府 吉見俊哉研究室